ユニバーサルデザインをもっと気楽に

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ほとんどの人は、勘違いをしています。

 

そしてよく聞きます

ユニバーサルデザインは、
「すべての人にとって使いやすい製品、サービスを提供するためのデザインだ!!」と、

そしてよく聞きます

「バリアフリーよりも素晴らしい。だって、みんなにとって使いやすいものだから」と、

そしてよく聞きます

「障がい者、高齢者などにとって、良いデザインを」

 

 

 

 

これらの間違いを、正しく認識するのに、
そんなに時間は必要ありません。

ユニバーサルデザインの基本定義を、
しっかり知ることさえできれば、十分でしょう。

そして、なにより、
ユニバーサルデザインを、
もっと身近に感じることができるでしょう。

 

 

 

 

 

ユニバーサルデザインの、定義とは?

 

the design of products and environments to be usable by all people
to the greatest extent possible
without the need for adaptation or specialized design

「特別な製品や調整なしで、最大限可能な限り、
すべての人々に利用しやすい製品、サービス、環境デザイン」

【ユニバーサルデザインコーディネーター準2級公式テキスト(発行元:実利用者研究機構)】より抜粋

 

 

 

これがユニバーサルデザインの定義です。
1987年にロナルドメイス氏により、提唱されました。

この定義の中の、

「最大限可能な限り、すべての人々に利用しやすい」
という文言を、ピックアップします。

誰も
「100%完璧に、すべての人々に利用しやすいもの」
など、定義していません。

「最大限可能な限り、すべての人々に利用しやすい」というのは、

現在よりも「最大限可能な限り」
使いやすくなる利用者を増やすことが、
ユニバーサルデザインと言えます。

つまり、ユニバーサルデザインは、
現在多く普及している製品・サービスとの比較の考え方なのです。

【ユニバーサルデザインコーディネーター準2級公式テキスト(発行元:実利用者研究機構)】より抜粋

 

 

 

ユニバーサルデザインは、比較の考え方

 

絶対的なものではありません。
1億人全員が使えるものなど存在しません

 

・前よりも、多くの人が利用しやすくなった
・1000人しか使えなかったものが、1010人使えるようになった
・10人中5人しか正しく使えなかったものが、10人中8人正しく使えるようになった

すべてユニバーサルデザインです。

それでいいんです。

 

 

いつから、
「すべての人に使いやすいものをデザインしなければいけない」
など、
そんなハードルの高い分野になったのか、
私には理解できません。

 

 

大事なことは、

約束できることを、約束すること

 

ただ、やみくもに、
「ユニバーサルデザインです」
というのではなく、

過去に比べて、
「こんな点が、ユニバーサルデザインになりました」
「こんな方には、使いやすくなりました」
と、しっかりユーザーに伝えること。

逆を言えば、
「こんな方には、まだ使いにくい可能性があります」
「こんな方には、このサービスは満足していただけないかも」
と、しっかりユーザーに伝えること。

 

私でも使える!

って思わせて、

やっぱり使えなかった
というのが、一番よくないです。

・使えない人がまだいるなら、それをしっかり伝える。
・使える人が増えたなら、それをしっかり伝える。

 

正しい情報を、正しく伝えることも、
ユニバーサルデザインにおいては、とても重要なのです。

この製品・サービスは
どこまでユニバーサルデザインを取り組んだのか、
具体的に示すことと同じぐらいに重要なのです。

 

 

今日よりも、明日
明日よりも、明後日
1年後より、10年後

今よりも、比較して、ユニバーサルデザインが進んでいれば、
それは立派なユニバーサルデザインです。

 

 

ユニバーサルデザインを、

・ハードルが高い
・現実離れしている
・難しい分野だ

と思わず、

もっと気楽に、考えてもいい時代になっているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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